いつもお世話になっている浅尾 悟さんが「鈴鹿市の戦争遺跡」のフライヤーを作られました。
表面には市内の軍事施設の位置図が詳細に書かれていて、裏面では代表的な戦争遺跡の写真が紹介されています。
鈴鹿市内の戦争遺跡を学習する時にとても有効だと思いますし、鈴鹿市内にたくさん戦争遺跡が残っていることを市民にお伝えする時にも便利です。これからの活動にもとても役に立つと思います。
当会にもたくさん寄贈して頂きましたので、会員の皆さまにも会報と一緒にお届けしました。
浅尾さん、ありがとうございました。
鈴鹿九条の会の皆さんが、8月22日(木)~25日(日)に鈴鹿市図書館で、「戦争なんか大きらい!~平和のメッセージ展2024」を開催されました。
私の会も展示に協力して、戦争遺跡のパネルや、会報の戦争遺跡シリーズなどを展示して、訪れた方に見て頂きました。
鈴鹿九条の会は市内空襲の立体地図などたくさんの資料、亀山九条の会も亀山列車銃撃のパネルを展示され、充実した内容になりました。
紙芝居の上演や、劇団「えん」の皆さんによる亀山列車銃撃の朗読劇も良かったです。
鈴鹿市が主催で「2024平和への祈り展」をイオンホール(イオンモール鈴鹿)で今年も開催し、市民団体も協力して展示を行いました。
鈴鹿市が今年取り組んだのは、葉 祥明さんの複製原画展「平和への希求」で、代表作の「地雷ではなく花をください」をはじめ、平和を軸にした多くの作品の複製原画を展示しました。
私たちの会は、鈴鹿市内の戦争遺跡の紹介を中心に、パネルなどを展示しました。
来場者は、3日(土) が281人、4日(日)291人で、合計が572人でした。ご来場ありがとうございました。
鈴鹿市の小中学校の先生を対象に、7月23日に戦争遺跡の研修講座を行いました。
石薬師の陸軍第一気象連隊→加佐登の陸軍第一航空軍教育隊→鈴鹿飛行場のコンクリート掩体→中冨田の民間防空壕→鈴鹿海軍工廠の工場群(平野)とコンクリート標的(住吉)という、教育委員会の方が入念に下見をされて作られたコー
スでご案内して、マイクロバスの中で「戦争の全体像を」「鈴鹿市と戦争」「平和学習で大切なこと」などをお伝えしました。
先生方は一人一台のタブレットを持参され、こちらからパワーポイントをバスの中で配信して説明できるのも楽しかったですし、とても熱心に学習されるのが嬉しかったです。
平和教育を研究されている鈴鹿市の小中学校の先生方から今年も要請をいただき、戦争遺跡の見学会をしました。
今回は防空壕を見たいと希望があったので、中冨田地区の民間防空壕と、石薬師地区の陸軍気象連隊の防空壕の見学をしました。
皆さんは防空壕に入るのが初めてで、1本目ではコウモリやカマドウマなどに躊躇されていましたが、2本目ではどんどん自分たちで壕に入られていたのがさすがでした。
こんなに暗くて狭い壕より、外の方が危険だったこともお伝えしました。
5月11日(土)にジェフリー鈴鹿で24年度総会を開催しました。今年は総会の前に記念講演をおこない、地域史を研究されている浅尾悟さんが「あるB級戦犯者と戦争責任」というテーマで講演され、61人の参加がありました。
浅尾さんは、B級戦犯とされたHさんが残された日記や手紙、裁判書類や嘆願書などの資料を細かく読み込み、Hさんのボルネオでの戦争体験や、戦犯になった経過、巣鴨プリズンなどでの生活をわかりやすく話して下さいました。
そしてHさんが残された事実から、日本と石油の関係、戦犯裁判の問題点、戦争責任の問題まで話を深められました。Hさんが残された資料も、きちんと分類して展示されました。
このような戦争資料や実物資料は、所蔵者が亡くなり代が変わると廃棄されることが多いので、寄贈の受け入れ先としても平和ミュージアムの必要を感じ、当会の運動として継続して取り組みたいと思いました。
当会に縁の深いHさんの資料から、多くのことを学べる時間になりました。浅尾さん、どうもありがとうございました。
記念講演の後、25人の参加で総会を開催。24年度の活動方針案が承認されました。